僕が好きな少年漫画に新刊が出たという話
今日、Amazonから本が届いた。「3月のライオン」の新刊を予約注文していたことをぽっかり忘れていた。
あの漫画はとてもいい。毎回ふわふわニヤニヤでフクフクになる。
なによりも前巻の10巻では主人公である桐山くんが色んな意味で「しでかして」続きが気になって気になってしゃーなかった。
僕は漫画の新刊を買った時はたいていの場合、前の巻をもう一度読みなおしてから新しい巻を読む。別に前回の内容を忘れているとかではなく、前の巻を読んだ時のモチベーションをもう一度思い出すためだ。
この作業をしてからじゃないと新しい話を読みながら「あぁそういえば前回はこうだった」とか余計な思考が働いてしまい、物語自体に没入できない気がする。
直前に「内容を忘れているわけではない」とか書いておきながらお前忘れてんじゃねぇかと言われればまぁそうなんだけど、なんというかもっと細かいニュアンスのような部分での話だと僕は言い訳する。
何も知らず(考えず)に読めばまぁそのまま面白いのが漫画なんだけど、作者の細かいこだわりやコマとコマの間に仕込んだクスッと笑いの爆弾をちゃんと読み取って僕ができる100%でその漫画を楽しみたいと僕はつねづね思っている。
そいういった点では、この「3月のライオン」はもうてんこ盛りって言うほどにそういうたぐいのステキなものが散りばめられていて本当に大好きな漫画の一つである。
普段はあまり漫画を読まない人に「おすすめな漫画ある?」と問われれば、まずはこのタイトルを僕はすすめるかもしれない。
初めてこの本を呼んだ時、最初に登場した時の主人公線の細さや全体の絵のタッチはいかにも少女漫画出身の作者という印象があった。
しかし、実際に巻を重ねて読んでいくうちに、登場するキャラクターたちの腹の奥深くでふつふつと沸き立つ勝ちへの執着やそれを支える覚悟の重さに当てられ、次第に自分も熱くなっていくのが分かる。
そして何よりもこの漫画が、主人公である少年ができることをちょっとずつ増やしながら成長していく物語であるという点で、僕はやっぱりこの漫画は「少年漫画」なんだと思う。
あ、もちろん少年漫画だからといって、この漫画が少年だけのものだっていうんじゃないですよ。少女だって大いに読んで欲しいし、逆に言えば、少年だって少女漫画を読んでもいいんですから。
とにかく、笑ったり、怒ったり、ニヤニヤしたり、僕の感情を目いっぱいに刺激してくれた「3月のライオン」11巻はとてもステキな一冊でしたという話でした。
んではまず。
そういえば、3月のライオンのこんなスピンオフ漫画もでたそうですね。
これも読まねば!!