ミニ枯山水という新たな趣味はどうだろうか?
おばんです。
こんな本を図書館で見つけました。
ミニ枯山水のはなしに行く前に、私の住む町の図書館の自慢をします。
この図書館、とにかくセンスがいいのです。
というのは、この図書館は2階建てになっており、1階は子供用の絵本や小説、そして2階が一般図書となっているのですが、まずはとても建物がキレイ!!
引っ越してまだ1年なので実際に何年目なのかはわかりませんが、おそらく5年以内くらいではないでしょうか。
そしてなによりもじゅうようなのが、本のセンスです。
この建物の2階に階段で上がった目の前にこの図書館の設計士がデザインしたのではないかと思われるちょっとシャレオツな本棚とともに、最新入荷図書と新古入り乱れた司書さんのおすすめ本が全部で20冊程度並んでいるのですが、そのチョイスが抜群にいいのです。
正直、まだ指で数えられる程度しか図書館には訪れていないのですが、それでもほぼ、というより100%、私の目に留まる本がその20冊の中にあります。
だいたいいつもこどもの絵本選びだけで滞在時間の95%を費やしてしまうので、時間のないときはこの棚を見るだけでも事足ります。
ありがとう、近くの図書館!
自慢を終わります。
それで今回その棚にあったのがこのミニ枯山水の本です。
この本はとてもお買い得です(私は買っていないけど)
なにがお買い得かというと、この本、ミニ枯山水のことだけかと思いきや、なんと開始16ページまでは本物の枯山水の事例紹介となっております。
中には私も訪れたことのあるすばらしい枯山水が紹介されているのですが、それも普通の寺院だけではなく、ドイツ・ベルリンの日本庭園や、都心のホテルのロビーラウンジから見える枯山水など、とにかくこの枯山水紹介だけでも私はこの本が好きになりました。
そして20ページ目あたりからようやく始まる第1章「ミニ枯山水のつくりかた」
とにかくミニ枯山水はルールが有るようで無いことと、じゃあ本当にルールが無いのかと思うと実はルールがあったりともう摩訶不思議ワクワクアドベンチャーです。
実際の本の中では「白砂はケースに入れておくと使い勝手がいい」とか、「作業するときは台の下に布、紙を敷くと片付けがラク」など、とても実用的な部分も含めわかりやすく説明をしてもらえます。
第2章では「5つの作品例」
この本の著者であり現職の禅寺の住職でもあらせられる升野俊明さんが作ったミニ枯山水の実例を紹介しています。
この章に限ることではないのですが、この本はとにかく本のデザインが良くできています。
ただ写真を眺めているだけでもとても楽しいです。
そして第3章と第4章。
章がわけてある以上、一緒に語るべきではないのかもしれませんが、この章では、ミニ枯山水を作る上での心の変化やその心との向き合い方、そしてこのミニ枯山水のその奥にまで目を向けていきます。
詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、書、曰く、
ミニ枯山水にはそのときどきの自分の身心の状態が映し出されますから、毎日それを知りたいと考えるのであれば、朝のルーティンにして、毎朝、決まった時間につくるということでもいいですし、 ーー中略ーー 心を転じる(気持ちを切り替える)きっかけとして、取り組むということでもいいでしょう P57抜粋
そうです、ミニ枯山水は毎日作ると自分の心のバロメーターにもなるのです。
そんなこんなで無趣味な私ですが、本腰を入れた新たな趣味として「ミニ枯山水」いいかもしれません。
んではまず。