第6回 短歌の目(8月)の感想を書いてみたという話【その1】
おばんです。
前回、初めて短歌というものを作ってみたのですが、思っていた以上に面白かったので、もうちょっと短歌に触れてみようかということで今回の記事を書き始めました。
ということで、今回は自分の歌の解説と、他の人の作品の中から僕が個人的にスキだと思ったものを10選だけ選ばせていただきました。
自分のギャグのネタを自分で解説するなんざどんなマゾヒストだよって感じですが、よかったらお目々汚しをしていってください。
作ってみた感想
短歌自体まったくの初めてということで、まずは短歌の5・7・5・7・7の流れを忠実守ろうとしました。しかし、完成して文字を打ち込んでから字余りに気付くことが多々……。でもまぁこれでいいかと諦めてそのまま掲載してしまっています。
上から出題順に作っていったのですが、最初はちゃんとしたものを作ろうとしてもどうせ中途半端なものしかできないだろうと決めつけ、序盤はネタ路線で徐々にマジメな歌も入れて行くように構成を考えました。結果として10歌通してなかなかいい流れになったのではないかと勝手に自画自賛しております。うむ、褒めて使わす。
全体の出来としては、初めてにしてはまぁまぁ満足しています。じゃなきゃこんな記事書きません笑 もちろん後から見なおして顔からボルケーノする可能性も十分ありますが、これも青春だと割りきってしまいましょう。とにかく、楽しかったのです。
個別に振り返り
1,ジャワ
ジャワジャワと 泣き叫ぶ虫 嫁求め 僕も隣で カレーを煮込む
お題「ジャワ」と聞いた時、真っ先に浮かんだのは意外なことに蝉のジャワジャワという鳴き声でした。なのでとりあえず最初にジャワジャワと書き、最後にもう一捻りということでジャワカレーを出してみました。いまみると(いや作っていたときも思っていたが)あんまりおもしろくないですね。
2,くきやか
眼鏡掛け くきやかに見ゆる 雑誌のおなご 一時の華に ならずもがな
57577を守るとか言っておきながら全然守っていませんね笑 なんとなく古文チックな雰囲気を出してみました。ちゃんと意図した意味になっているのかは定かではありません。
3,蝉
「この蝉がヤバス!!」と君が言ったから 8月2日は 抜け殻記念日
俵万智としょこたんの謎コラボです。蝉と言ったらもうまっさきにしょこたんが浮かんでしまったのでもうこれはしょうがないですよね。
4,冥
地獄、黄泉 ニライカナイに ヘルヘイム どの冥界も 私はごめんだ
これ、今回の歌の中でも結構気に入っている歌のひとつです。スラスラっと言葉が流れていてなんとなく好きです。
5,祭り
夏祭り 袖引く先に りんごあめ 「食べきれないよ」 君が赤くふくらむ
反応を見た感じ、この歌が結構人気があったほうなのではないでしょうかね。イメージをふくらませていろんな解釈ができるのかもしれませんね。
6,くちづけ
くちづける 張り出たお腹 妻の腹 我が子を宿す 偉大なお腹
んー、これは結構初期段階で悩みました。方向が決まってからはサクッとできたのですが、難しかったです。そうか、これが「産みの苦しみ」というやつですね。
8,風鈴
宵涼み 今日の終りに 吹く風を 風鈴の音で 感じて睡る
今回の歌の中でも1、2を争うノスタルジー感を出せた歌ではないでしょうか。ありがたい事になぎらさらさ(id:negi_a)さんに感想を書いていただけた歌もこの歌でした。
9,菊
スキ、キライ 一枚抜いては 誰のため? 花弁の多い 菊では向かぬ
下の怪談短歌のお題に引っ張られたのか、若干怖い雰囲気が出てしまいました。え? そうでもないですか?
10,怪談短歌
水ちょーだい 熱くて辛くて 苦しいの 70年後も 火が消えないの
安らかに眠っていただきたいものですね(^_^;)
長くなってきたので他の皆さんの歌の感想は次回に書こうと思います。まだ締め切り終わってないですしね。
というわけで今回は以上です。
んではまず。